読点の話
日本語の文章の中で使われる区切りを表す記号「、」は、「読点（とうてん）」または単純に「てん」と読みます。普段何気なく使っているこの記号ですが、（あ、ほら今使いましたｗ）実は縦書きと横書きで異なっていることをご存知ですか。
みなさんは主に、日本語なら縦書きでも横書きでも「、」というただの、いわゆる「点」を書いていると思います。実は、この「、」を使うのは縦書きの場合だけで、横書きの場合は「，（コンマ）」を使うのが正しいのです。おそらくほとんどの人が、この「，」は英語を書くときにしか使わないと思いますが、実は日本語でも横書きなら使うのです。もちろん英語の場合も「，」ですよ。
このことに関しては、こちらのWebページ「横書き文書の読点」でより詳しく知ることができます。ぜひいちど読んでみてください。
えー、そんなことを書きながら、僕が「，」ではなく「、」を使っていることにお気づきでしょうか。これには理由があります。れっきとした理由が。
それは……面倒くさいからですｗ一度パソコンで入力したり手で書いてみたりすると分かるのですが、結構面倒です。パソコンではいちいち変換しなくてはならないし（実は入力ソフトの初期設定も「、」）、手書きは「グルグルチョン（コンマを書くイメージ）」の「グルグル」が、じれったいのですｗ
また、実はこの件に関しては政府でも統一が進められておらず、実際にはどちらが正しいとは言いづらい状況です。
テストでもバツにはされないでしょうし、普段から意識する必要はありませんが、そんなことがあるということだけ一応知っておいてください。
2012年3月28日 執筆
2012年3月28日 公開