一斉送信の話
複数の人物に同じ内容のメールを送りたいとき、よく一斉送信することがあるだろう。
そこには思わぬ問題が隠されているのだが……いや、一斉送信自体は問題ない。
問題はその方法。
一般的に [宛先] 欄に相手のメールアドレスを複数入れるという方法がある。しかしそうすると送られてきた側からは[宛先]欄に入力されたメールアドレスがすべて判明してしまうのだ。
もちろんそれを見ていきなり送りだす人なんていないだろうが、個人情報の保護からしてよくない。
そこでひとつ便利な機能。
大抵のメール作成画面には[BCC]という欄がある。それは[ブラインド カーボン コピー]といって、個人情報の保護に非常に役立つものなのだ。
使い方は簡単。
まず、[宛先]欄に知られても問題ないメールアドレス(通常は自分のメールアドレス)のみを入力する。次に、この[BCC]欄に送りたい相手全員のメールアドレスを入力し、あとは通常通りの操作。
これだけである。
通常、自分にもそのメールが送られてくるので、これを確認するといい。
[宛先]欄には自分のメールアドレスしか記載されていないのだ。
ひと手間かけるだけで個人情報の保護につながる。ぜひ、実践してもらいたい。
2011年5月28日 執筆
2011年6月14日 公開